福祉業界へ転職する時のコツ

福祉業界は無資格や未経験でも転職がしやすい業界です。しかし、ひとくちに福祉業界と言ってもその業務の幅はとても広く、将来的なキャリアコースに大きな違いが出てきます。福祉は広義に日本で生活する人すべての健康的な生活を支える仕事です。人々の生活を支援する仕事、障害者(児)の支援、児童福祉、老人福祉などの分野に分かれており、さらにそれらが医療関係とリンクしていることが多いです。福祉の仕事で一番必要なことは、サービスを利用する人への支援に興味があることです。ですから、具体的にどういった支援がしたいのか、自分にはどのような分野が合っているのかを整理すると目標を定めやすいでしょう。

ソーシャルワークに興味があるのであれば、生活支援や障害福祉などに携わると良い経験になります。子どもが好き・ママを支援したいという思いがあれば児童福祉がぴったりです。すでに医療の分野での知識を持っている場合だと、障害福祉や介護の仕事で活かせるシーンが多いです。

また、将来のキャリアアップを考えたとき、どういった資格を取りたいかも関係してきます。社会福祉士であれば、ソーシャルワークの経験が必要になります。これは社会福祉事務所などでのソーシャルワークだけに限らず、介護福祉施設での生活相談員を経てからなることも可能です。精神保健福祉士を取得できると、ソーシャルワーク以外にも企業の障害者採用枠の分野で力を発揮できます。介護福祉士を目指す場合は未経験からでも介護業界で経験を積み、実務者経験を経れば受験資格が得られます。福祉業界に転職する場合は、なりたい将来像と支援分野を定めることが一番のコツです。